白血病 ドナー 確率

白血病のドナーと適合の確率

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白血病の治療方法の一つに「造血幹細胞移植」があります。
・ 造血幹細胞とは
「造血幹細胞」とは、血液の元となる細胞の事です。
私たちの血液は血球成分と血漿成分から出来ていて、血球成分には赤血球、白血球、血小板があります。
白血病はこの白血球がガン化した病気で、患者さんの骨髄の中は白血病細胞で充満された状態です。
白血病の一つの造血幹細胞移植は、この骨髄の中の血球の元となる細胞を移植する治療方法です。
・ 適合とは
移植医療ではよく「適合」という言葉を耳にします。
輸血でも、「A型の人はA型の人から輸血してもらえる」と言う様に表現されます(実際には必ずしもそうではないのですが)が、これは同じタイプの血液型だともらっても「拒絶反応が出ない」、つまり、「適合」するという事になります。
造血幹細胞も同じで型があるので、あげる人(ドナー)ともらう人(患者さん、レシピエント)の型が同じだと「適合」するという事になります。
・ 適合とはなんでしょうか
輸血の場合は、みなさんもご存知の通り、一般的にはRh型とABO式血液型が適合すれば輸血する事ができます。
しかし、造血幹細胞移植ではHLA型と呼ばれる型が一致する必要があります。
このHLAは日本語では「ヒト白血球抗原」で、白血球だけでなく、全身の細胞にもある抗原です。

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・ 適合する確率はどれくらいでしょうか
造血幹細胞移植するにはHLA型が一致する必要があります。
輸血の時のABO型が一致する必要があるのと同じ様な感じですが、HLA型の適合率は4000人から8000人に一人の割合とかなり低いです。
しかし、日本国外では数百万人から数万人に一人しか一致しません。
日本の一致率が高いのは、日本が島国で他の国と交流がなかったので似た型がたくさん存在する様になったと言われています。
このように一致率の低いHLA型ですが、兄弟の間では一致する確率は4分の1とかなり高くなります。
これはHLA型は両親からの遺伝によるものだからです。
移植の際、HLA型が一致していれば、ABO式血液型は必ずしも一致する必要はなく、そのため、HLA型が一致してABO型血液型が一致しない造血幹細胞を移植すると、移植後は元の血液型と違う血液型になる事になります。
・ 移植に適したドナーは
私たちの体にはみなさんがご存知のABO式血液型、RH式血液型、今までご説明したHLA型の他にももっとたくさんの抗原型があります。
そのため、HLA型が適合しても他の抗原型が一致しない可能性があり、適合しなければ免疫病の問題が出てきます。
その主なものがGVHD(移植片対宿主病)と呼ばれるもので、ドナーの白血球がレシピエントの体を攻撃する病気です。
GVHDは重症だと致死的になるので、移植医療では大きな問題となります。
重篤なGVHDができるだけでないようにするため、HLA型が一致する兄弟、HLA型が一致する親子、HLA遺伝子型が一致する血縁関係のないドナー・・・とできるだけ副作用がでないようなドナーを選択するシステムをとられています。

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