白血病 原因 タバコ

タバコは白血病の原因になるのでしょうか?

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白血病の原因はまだはっきりしない部分がほとんどです。
しかし、放射線被爆、有機化合物のベンゼンやトルエン、抗がん剤、HTLVウィルスなどが白血病を発症する原因の一つと考えられています。
それぞれの項目について、白血病との関係についてご説明します。
・放射線被爆について
福島の原発事故がおこってから、白血病やがんと放射能の関係について考えられる方は多いのではないでしょうか。
過去には長崎や広島の原爆投下後、またチェルノブイリの事故の後にたくさんの方が白血病にかかりました。
白血病の原因はまだまだ分らない所が大きいのですが、放射線を被爆する事で造血幹細胞をがん化させ、白血病が発生すると考えられています。
しかし、どれくらいの量を被爆すると白血病の原因となるかはまだはっきりしていません。
・ 有機化合物(ベンゼン、トルエン)
有機化合物というとあまり身近にある印象ではないかもしれませんが、「シックハウス症候群」や「排気ガス」はすぐ身近にあり、よく耳にすると思います。
トルエンは建材の塗料や樹脂等に含まれていて、トルエンを含む建材を用いた家に住む人におこる健康被害を「シックハウス症候群」といいます。
また、ガソリンにもトルエンが含まれているので、排気ガスとしても排出されます。
ベンゼンは炭素がたくさん入ったものが不完全燃焼すると生産されます。
つまり、木や草にも炭素は豊富に含まれているため、山火事等でも自然にベンゼンが発生します。
しかし、これは微々たるもので、現在発生するベンゼンの90パーセント以上は石油化学工業によります。
これらの有機化合物は白血病だけでなく、色々な種類の癌やその他の病気の原因になる事が分っています。

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・ 抗がん剤
アルキル化剤という成分の入った抗がん剤が白血病の危険因子になる事が分っています。
このアルキル化剤は古くから使われている抗がん剤の一種で、長い歴史を持っています。
この薬はがん細胞のDNAと結合して強い殺傷能力を表しますが、その分正常な細胞にも強く作用する、つまり、副作用も強いのが特徴です。
正常な細胞の中で、造血幹細胞を傷つけてしまうと白血病の原因になるのではないかと考えられています。
しかし、このアルキル化剤は多くの癌や白血病に効果があり、たくさんの種類の抗がん剤に含まれています。
・HTLVウィルスについて
HTLVウィルスは聞き慣れないウィルスだと思いますが、日本語ではヒトTリンパ好性ウィルスといいます。
このウィルスは白血病の一つのATL(成人T細胞白血病)の原因となるとして知られています。
このウィルスの感染は、哺乳の他、出産時や母体内で感染する可能性があることが分っているので、感染を防ぐ事は可能です。
しかし、このウィルスは感染していても一生発症しない事もあります。
・ 遺伝子の異常について
白血病の一つの慢性骨髄性白血病と一部の急性リンパ性白血病では9番と22番の染色体の一部が入れ替わった状態(転座)になっている事が分っています。
この染色体をフィラデルフィア染色体と言います。
この状態では正常な状態では作られない異常なタンパク質が作られ、そのタンパク質が白血病を引き起こす引き金となると考えられています。
・白血病とタバコの関係

最後に、タバコと白血病との関係ですが、タバコの主流煙や副流煙にはベンゼンが含まれています。
ベンゼンを扱う工場で継続的に従事していた作業員が白血病等の血液の病気にかかったという事実があります。
タバコの煙に含まれるベンゼンの量は微量ですが、継続的なヘビースモーカーや、影響を受けやすい胎児や乳児にとって問題にならないはずがありません。

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