白血病 再発 生存率

白血病の再発と生存率について

スポンサーリンク

白血病は「血液のガン」とも呼ばれ、命に関わる病気として恐れられています。
しかし、現在では急性骨髄性白血病の5年生存率は50から60パーセント、急性リンパ性白血病では40パーセント程度、小児性の急性リンパ性白血病では約80パーセントと高率になっています。
白血病と分って治療を開始し、自覚症状も検査データでもほぼ正常な状態「寛解」に達すると症状は安定し、ほぼ普通の日常生活に戻る事が出来ます。
白血病が寛解しても、白血病細胞がすべてなくなったのではなく、体の中に、慢性骨髄性白血病では骨髄の中に5パーセント以下の白血病細胞が残っています。
この状態になると、白血病細胞が少し残っていても、骨髄の中で正常白血球が作られる様になり、赤血球や血小板も正常に近い状態まで作られる様になります。
その結果、全身状態も良くなり、一見「治った」ように感じます。
再発に関しては、寛解後5年間再発しなければ、その後の再発率はかなり低くなります。
そのため、寛解後5年間に再発しなければ、「完治した」と表現される事もある程です。
言い換えると、寛解後の白血病の再発は5年以内がほとんどで、この期間は注意深い経過観察が必要となります。

スポンサーリンク

・ 寛解と再発について
白血病に罹り、寛解を目指して治療を始めて完全寛解に達した状態を「第一寛解期」、再発後に再度寛解を目指して治療を行い再び完全寛解に達した状態を「第二寛解期」といいます。
急性骨髄性白血病では、白血病細胞の染色体の検査をして予後を予測し、予後がよいと判断された患者さんは化学療法(抗がん剤治療)で完全寛解に達する可能性が高いので、通常、造血幹細胞移植は必要となりません。
しかし、予後がよいと判断されない患者さんや、第一寛解期後に再発した患者さんでは、化学療法のみの治療では完全寛解に達する可能性が低くなるので、造血幹細胞移植を視野に入れた治療方針をとります。
急性リンパ性白血病では第一寛解期を目指す治療でも第二寛解期を目指す治療でも一般的には造血幹細胞移植を行う方が予後がよくなるとされています。
特に、第一寛解期後に再発した場合や完全寛解に達しなかった患者さんでは、化学療法のみで完全寛解に達する率が低いです。
慢性骨髄性白血病の慢性期では、まず化学療法を行います。
最初の化学療法で薬が効かなかった場合や途中で薬が効かなくなった場合は、まずは他の薬を試してみて、それでも効果が充分ではない場合は造血幹細胞移植を考えます。
移行期や急性期(急性転化を起こした時)にも抗がん剤で効果がある場合もありますが、効果は一時的な事が多いです。
そのため、造血幹細胞移植が勧められるのですが、抗がん剤が効かなかった場合は、移植をしても再発のリスクが高いので、移植の副作用と再発のリスクを考慮に入れた上で、治療方針を選ぶ必要があります。
このように、白血病の治療では寛解を目指して行われるのですが、寛解に達する患者さんと達しない患者さん、つまり、治療しやすい方と効きにくい方、また、寛解後に再発しやすい患者さんとしにくい患者さんがいらっしゃいます。
今の所、どうしてこの様な違いがあるかはまだ分っていないので、今後の研究と新しい治療方法が期待されます。

スポンサーリンク