白血病 治療後 妊娠 出産

白血病治療後の妊娠と出産について

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白血病は「血液のガン」とも呼ばれる病気で、治療に抗がん剤を使われるため、寛解してもその後の妊娠や出産に不安を感じられる方も多いと思います。
・ 妊娠は可能でしょうか
白血病が完全寛解し、治療が終了すれば、妊娠出産は可能です。
ただ、妊娠するには排卵している必要があるので、正常に生理が来ることが必要です。
抗がん剤の副作用で生理が一時的に止ったり、閉経する事があるので、この場合は排卵がないので、妊娠は不可能です。
特に、抗がん剤の中でもシクロフォスファミドに代表されるアルキル化剤は卵巣絵への影響が最も強いとされています。
ただし、生理がなくても卵巣の機能が残っていて、卵巣内に卵子が残っていれば人工授精によって妊娠する可能性も考えられます。
男性では、抗がん剤の影響を強く受けると無精子症になることがあり、この場合は子供を持つ事は望めません。
しかし、影響が強くない場合は影響の程度によって数年かけて生殖機能が回復する事もあり、この場合は子供を持つ事が可能です。
男性の場合、無精子症になっても精液量は減らないので、検査を受けないと精子の状態は分らないため、病院での検査が必要となります。

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・ 造血幹細胞移植と妊娠
白血病の治療の一つに造血幹細胞移植があります。
造血幹細胞移植を行う為には、移植を受ける前に患者さんの骨髄の中にある造血幹細胞を放射線によって殺してしまう必要があります。
この時の放射線の量は大量で、卵細胞を傷つけてしまう可能性が考えられるだけでなく、治療により閉経する可能性が他の治療方法よりも高くなり、80パーセント以上が卵巣機能不全になるとされています。
閉経すると妊娠する事は出来ませんが、妊娠を強く望む場合は治療を始める前に卵細胞や卵巣の一部を凍結保存する方法も考えることが出来ます。
この方法では、治療が終了してから人工授精により妊娠する事が可能となります。
しかし、白血病の状態や時期によっては卵子や卵巣の一部を保存するよりも病気の治療が優先される事もあります。
白血病という病名を告げられると、他の事を考える事が難しくなるかもしれませんが、妊娠を希望する可能性のある若年で罹患した場合は、担当の先生とよく相談して治療方針や治療後の妊娠について考えることをお勧めします。
・ 胎児の奇形について
妊娠が可能でも、抗がん剤を使った事による胎児の奇形が心配される方もいらっしゃると思います。
現在、抗がん剤治療終了後の妊娠での胎児の奇形は、抗がん剤未使用者(健康な人)の妊娠での胎児の奇形と差はないとされています。

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