慢性骨髄性白血病 5年 生存率

慢性骨髄性白血病の5年生存率について

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白血病には慢性と急性があり、それぞれに骨髄性とリンパ性があります。
それぞれの種類の白血病では特徴が異なり、治療方法や予後が異なります。
今回は慢性骨髄性白血病の5年生存率についてご説明します。
・ 5年生存率とは
5年生存率は白血病だけでなく、主にがんの様な悪性疾患の治療を開始してから5年後に生きている患者さんの数の事です。
これは「生きている」患者さんの数なので、治癒した患者さんだけでなく、闘病中や再発している患者さんの数も含まれます。
・ 慢性骨髄性白血病とは
私たちの骨髄の中には造血幹細胞があります。
すべての血球、つまり、赤血球、白血球、血小板はこの1種類の造血幹細胞が元となって作られます。
造血幹細胞からまず、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分れます。
その後、リンパ球系幹細胞は各種リンパ球へ、骨髄系幹細胞はその他の血球へと分化・成熟して行きます。
慢性骨髄性白血病は骨髄の中にある骨髄系幹細胞が成熟顆粒球(白血球の種類)まで成熟する前に抹消血液中に出てくる病気です。
この未分化な白血球は抹消血液中でも成熟する事が出来るので、抹消血液を検査すると各段階の未熟な白血球が検出されます
・ 慢性骨髄性白血病の病期
(慢性期)
通常、発症してから5から6年この状態が続きます。

進行はゆっくりで、ほとんど、または軽い症状が見られますが、骨髄の中は白血病細胞でいっぱいになっていますが、この白血病細胞は成熟能力を持っています。
抹消血液中にも白血病細胞がたくさんありますが、この白血病細胞は正常に働く能力を持っていて、赤血球や血小板もほぼ正常に認められます。

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(移行期)
徐々に進行が早くなって行きます。
発熱や貧血の症状が出て、脾臓が腫れる「脾腫」が現れます。
期間は6から9ヶ月間続きます。
骨髄の中は白血病細胞でいっぱいなだけでなく、白血病細胞自体がさらに悪性化し、成熟能力を失います。
(急性転化期)
あっというまに進行してしまいます。
骨髄の中は完全に分化・成熟能を失った白血病細胞でいっぱいになります。
そのため、抹消血液中には成熟した白血球は認められず、体は免疫能力を著しく失います。
また、骨髄の中で赤血球や血小板を作る能力を失うため、貧血や出血も出現します。
この状態になると、予後は非常に悪く、放置すると数日から数ヶ月で死に至る事もあります。
・ 慢性骨髄性白血病の5年生存率
慢性骨髄性白血病の長期生存率はどの薬が効くタイプかによって異なります。
かつては、10年生存率は約25パーセントしかありませんでしたが、「イマチニブ」という薬が開発され、この薬が効く患者さんで、慢性期の方は8年生存率は85パーセントとかなり高くなりました、
また、イマチニブが効かない患者さんに対しては「ニロチニブ」という薬が使われ、これが効果があれば78パーセント、「ダザチニブ」では87パーセントの4年生存率が見込まれます。
急性期では生存率は下がり、イマニチブでの1年生存率は22パーセントしかありません。

急性転化期では造血幹細胞移植をしなければ、絶望的な場合がほとんどです。

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