急性骨髄性白血病 生存率 高齢者

高齢者の急性骨髄性白血病の生存率

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白血病には急性と慢性があり、さらにそれぞれにリンパ性と骨髄性があります。
それぞれの種類の白血病には特徴があり、症状や治療方法、予後が異なります。
今回は急性骨髄性白血病とその高齢者の生存率についてご説明します。
・ 生存率とは
生存率とは主に癌の予後を表す言葉で、5年生存率や10年生存率がよく使われます。
これは癌の治療を開始してから5年後や10年後に生きている人の数です。
これは純粋に「生きている」人の数を表すので、完治した人だけでなく、治療中や再発した人の数も含まれます。
・ 急性骨髄性白血病とは
急性骨髄性白血病は骨髄の中で作られる白血球のうち、骨髄系細胞が未熟なうちに癌化した病気です。
白血球の成熟の段階に合わせ、色々な種類の急性骨髄性白血病があります。
分化の状態によっては赤血球や血小板と分化していない状態の時もあるので、その場合は、白血球だけでなく、赤血球や血小板にも異常が出る事もあります。

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・高齢者とは
白血病の治療の一つに「造血幹細胞移植」があります。
造血幹細胞移植は高齢の患者さんでは副作用が強く出たり、その副作用に患者さん自身が耐えられない危険がある事から、高齢の方では造血幹細胞移植は勧められず、ミニ移植など他の治療方法を選ぶ事が多いです。
この際の高齢の方とは通常55歳を指します。
高齢者の定義は様々で、国連では60歳以上、WHOでは65歳以上、各種公的機関が行う人口調査では65歳以上としています。
・ 高齢者と急性骨髄性白血病の関係について
高齢者の白血病の約80パーセントは急性骨髄性白血病です。
急性骨髄性白血病には色々な種類があるのですが、一部の種類をのぞき、治療は支持療法や抗がん剤が使われる事が多いです。
特に、高齢者で体力が落ちている場合や認知症が進んでいる場合は、家族と相談の上で治療方針を決める必要があります。
寛解率は、年齢や体調によっても異なりますが、75歳までだと60パーセント、76歳以上では40パーセント程度です。
いずれの場合も、成人と同じ量の抗がん剤は使わず、量は減らして用いられます。
その他、造血幹細胞の病気の一つの骨髄線維症から急性骨髄性白血病になることもあり、その場合の予後は悪く、寛解率は60歳以上では全体の20パーセント程度で、平均生存期間は約11ヶ月と非常に短いです。
急性骨髄性白血病の中には急性前骨髄性白血病という種類があります。
これは骨髄の中で白血球が分化成熟する段階で、「前骨髄球」という状態になるときがあるのですが、その前骨髄球が癌化した白血病です。
高齢者の急性骨髄性白血病の中で、この急性前骨髄性白血病の数は少ないのですが、全体の急性前骨髄性白血病の中で60歳以上の方が罹患する率は約25パーセントと少なくはありません。

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