白血病 悪性リンパ腫 違い

白血病と悪性リンパ腫の違い

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白血病は血液の病気で「血液のガン」とも呼ばれる悪性の病気です。
一般的に「血液のガン」というと、白血病をイメージしがちですが、「悪性リンパ腫」や「多発性骨髄腫」という病気も血液のガンと呼ばれる病気です。
今回はこの中から悪性リンパ腫についてと白血病との違いについて説明します。
・ 悪性リンパ腫と白血病の違い
白血球は、大きく顆粒球、単球、リンパ球の3つの種類に分けられます。
すべての血球(白血球、赤血球、血小板)は骨髄の中の造血幹細胞が分化(同じ細胞から色々な種類の細胞に分かれて育っていく事)してつくられます。
造血幹細胞から白血球が作られるときは、まず、顆粒球系に育って(分化して)いく「骨髄芽球」とリンパ球系に育っていく「リンパ芽球」に分化し、その後それぞれの種類の白血球に育って(分化して)いきます。
白血病ではこの骨髄芽球からがん化するものもあれば、少し育った段階でがん化するもの等種類により様々です。
どの段階の白血球ががん化するかにより、白血病の種類が異なってきます。
悪性リンパ腫はある程度育った「リンパ球」ががん化する病気です。
白血病にも「リンパ性白血病」があるのですが、悪性リンパ腫との違いは、リンパ性白血病は骨髄の中や血液の中でがん化したリンパ球が増えるのに対し、悪性リンパ腫ではがん化したリンパ球がリンパ節などで腫瘤(かたまり)を作るのが大きな違いです。
そのため、悪性リンパ腫ではリンパ節にしこりができる(特に足の付け根等)ことで気づく事が多いです。

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・ 悪性リンパ腫とは
日本では悪性リンパ腫に罹る患者さんは一年間で1万人に1人程度と言われています。
男性と女性を比べると男性が罹る率は女性の1.5倍程度高く、また、発症のピークは60から70歳代と高齢になってから罹患する方が多いのもこの病気の特徴です。
どうして悪性リンパ腫に罹るかの原因はまだ明らかになっていませんが、なんらかの理由で染色体に異常が発生する事が原因になっていると考えられています。
悪性リンパ腫には30種類以上のタイプがあるのですが、病気の特徴から「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分けられます。
次に、この2つの病気について説明します。
・ ホジキンリンパ腫について
日本人の発症率が低く、悪性リンパ腫の10パーセント程度を占めるタイプです。
非ホジキンリンパ腫よりも抗がん剤や造血幹細胞移植などの治療により治療しやすく、65から80パーセントが治癒する可能性の高い病気です。
ホジキンリンパ腫は「古典的ホジキンリンパ腫」と「結節性リンパ球優位ホジキンリンパ腫」に分けられます.
・ 非ホジキンリンパ腫
日本人の悪性リンパ腫の約90パーセントを占めるタイプです。
ホジキンリンパ腫も全身に広がる可能性のある病気ですが、非ホジキンリンパ腫の方が全身に広がる可能性が高いのが特徴です。
非ホジキンリンパ腫はリンパ球の種類で「B細胞性」「T細胞性」「NK細胞性」などに分けられます。
また、病気の進み具合によって「低悪性度」「中悪性度」「高悪性度」の3つの種類に分けられ、リンパ球の種類による分類と組み合わせて治療方針が決められます。

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