白血病 リンパ性 骨髄性 違い

リンパ性と骨髄性白血病の違い

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白血病はリンパ性と骨髄性に分けられ、それぞれが更に急性と慢性に分けられます。
今回はリンパ性白血病と骨髄性白血病の違いについてご説明します。
・ 白血球ができるまで
白血病は白血球ががん化する病気です。
白血病を理解する為には白血球について理解する必要があるので、まずは白血球について説明します。
血液は液体の「血漿」と固形成分の「血球」に分けられます。
「血球」には赤血球、白血球、血小板があり、どれも骨髄の中で作られます。
どの血球成分も骨髄の中の「造血幹細胞」から作られます。
つまり、赤血球も白血球も血小板も元は同じ細胞からできているのです。
この元が同じ細胞からそれぞれの特徴を持つ細胞に分かれて育って行く事を「分化」と呼びます。
造血幹細胞は分化の過程で、白血球系では「リンパ芽球」「単芽球」「骨髄芽球」に分化します。
リンパ芽球はリンパ球に、単芽球は単球に、骨髄芽球は好中球と顆粒球に育っていきます。

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・ リンパ性白血病について
リンパ性白血病は前に説明した、骨髄の中でリンパ系の細胞ががん化し、分化や成熟する力を失う病気です。
急性と慢性があり、急性リンパ性白血病では大人のこの病気の患者さんの15から30パーセントに「フィラデルフィア染色体」と呼ばれる異常な染色体が見られるのが特徴です。
小児の白血病ではこの急性リンパ性白血病が多く、約80パーセントが長期生存できるのに対し、成人のこの病気では長期生存率は15から35パーセントと低いのもこの病気の特徴です。
慢性リンパ性白血病は日本人には少なく、白血病全体の2パーセント以下の珍しい病気です。
また、小児には少なく、中年以降で発症する事が多いのもこの病気の特徴です。
・ 骨髄性白血病について
骨髄性白血病は骨髄の中で骨髄系の細胞ががん化する病気です。
慢性骨髄性白血病ではがん化した未熟な白血球が分化、成熟する力を持ったまま異常に増殖します。
そのため、血液中には色々な段階に分化した白血球が見られる事になります。
急性骨髄性白血病ではがん化した白血病細胞がそれ以上に成熟する事はないので、血液中に同じタイプの未成熟な白血球が見られます。
骨髄の中でどの程度まで成熟した状態でがん化するかによって、急性骨髄性白血病は細かく分類する事が出来ます。
慢性骨髄性白血病は以前は長期生存率が低い病気でしたが、抗がん剤の開発により、慢性期では8年生存率が85パーセント前後と非常に長くなりました。
しかし、急性転化(慢性白血病が薬でコントロールできない状態)すると薬が効かなくなり、放置するとほとんどの場合が数日から数週間で死に至ります。
以上、リンパ性白血病と骨髄性白血病の違いについてでした。

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