急性骨髄性白血病 種類 特徴

急性骨髄性白血病の種類と特徴

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白血病には急性と慢性があり、それぞれにリンパ性と骨髄性があります。
それぞれの種類の白血病に特徴があり、症状や治療方法に異なる点があります。
また、それぞれの白血病がさらに色々な種類に分類されます。
今回は白血病の中の「急性骨髄性白血病」の種類についてご説明します。
・ 白血球の分化について
急性骨髄性白血病は骨髄の中の未分化な骨髄系細胞が癌化し、抹消血液中に出てくる病気です。
そのため、急性骨髄性白血病の種類を理解するには骨髄の中で白血球がどのように成熟して行くかを知る必要があります。
すべての血球の元は「造血幹細胞」です。
造血幹細胞は分化して骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞になります。
その後、骨髄芽球、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球、桿状核球、分葉核球(好中球)と成熟して行きます。
この系統のいずれかの段階の細胞が癌化するのが急性骨髄性白血病です。
・ 急性骨髄性白血病の種類について
急性骨髄性白血病は先ほどご説明した成熟の過程のいずれかの細胞が癌化する病気で、どの段階の細胞が癌化したかで分類(FAB分類と呼ばれます)されます。
一般的に、分化の過程の名称の後に白血病をつけて呼ばれます。
そしてそれらはM0からM7までの病型に分けられます。
それぞれについて説明します。

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M0(急性骨髄性白血病、未分化型)
最も未分化な骨髄芽球が癌化する白血病です。
この白血病細胞は成熟する事が出来ません。
M1(急性骨髄芽球性白血病)
白血球の分化の過程の骨髄芽球が癌化した白血病です。
この白血病細胞は成熟することができません。
M2(急性骨髄芽球性白血病、分化傾向を持つ)
白血球の分化の過程の骨髄芽球が癌化した白血病です。
M1との違いは、同じ種類の細胞が癌化するのですが、こちらは成熟する事が出来ます。
急性骨髄性白血病の中では比較的予後がいいのが特徴です。
M3(急性前骨髄性白血病)
白血球の分化の過程の前骨髄球が癌化した白血病です。
前骨髄球は内部に血液を固める働き(止血の時に必要な成分に似た物質)を多く含んでいるので、抗がん剤等でこの白血病細胞が大量に破壊されると、血管の中で小さな血液の固まりができて、体の各所でつまる可能性もあり、固まった血の固まりが詰まる場所によっては命の危機に関わる重大な問題となりますが、白血病自体の予後は良好です。
M4(急性骨髄単球性白血病)
遺伝子の異常が問題となり起こる白血病です。
化学療法が効きやすいのが特徴です。

M5(急性単球性白血病)
白血球の一種の単球の元となる細胞が癌化する白血病です。
M6(赤白血病)
白血球ではなく、赤血球の元となる細胞が癌化す白血病です。
M7(急性巨核芽球性白血病)
これも白血球ではなく、血小板の元となる細胞が癌化する白血病です。
予後が非常に悪いのが特徴です。

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