白血球 増加 癌

癌になると白血球は増加するのでしょうか?

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癌になると白血球が増加するという意見があります。
これは本当なのでしょうか。
今回は白血球が増加する原因とがんとの関係についてご説明します。
・白血球について
白血球の基準値は4500から8500/μlです。
白血球は好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類に大きく分けられます。
それぞれの割合は年齢や採血する時の状態で変化しますが、概ね、好中球:40から60パーセント、好酸球1から5パーセント、好塩基球0から5パーセント、リンパ球18から15パーセント、単球2から10パーセントです。
白血球は種類によって働きが異なります。
そのため、病気の種類によって増加したり減少する白血球の種類も異なります。

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・ 白血球の種類別で増加する病気について
好中球が増加する病気は主に細菌感染による炎症、好酸球はアレルギー疾患や寄生虫感染、好塩基球は、リンパ球はウィルス感染による炎症や結核など、単球は結核やマラリア、膠原病など、好塩基球は甲状腺機能低下症で増加する事があります。
また、白血病では病気の種類によりそれぞれの白血球が増加します。
・ 癌と白血球の関係について
一部では癌で白血球が増加するという情報もありますが、ほとんどの場合は否定されています。
ただし、「血液のガン」と呼ばれる白血病等、一部の悪性の病気では白血球自体が病気の原因である為増加します。
したがって、一般的な癌で白血球が増えるとは考えない方がよいでしょう。
しかし、白血球の中の好中球とリンパ球の割合が一部の癌の予後に関係するという発表がありました。
これによると、好中球/リンパ球(NLR:好中球をリンパ球で割った数)が低ければ予後が良いとされています。
これはリンパ球が癌細胞を攻撃する働きがあることから、リンパ球の数が多ければ癌細胞が増殖するスピードを抑えられるという理由です。
好中球が癌が発育するのに必要な新しい血管を作るのを助ける働きがあるという発表もあります。
これらの理由からNLRが低ければ癌の予後が良くなると予測されています。
この発表はあくまでも癌の予後に関する事で、NRLが低ければ癌になりにくいとは直接結びつけて考えることはできません。

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