慢性骨髄性白血病 慢性リンパ性白血病 生存率

慢性骨髄性白血病と慢性リンパ性白血病の生存率

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白血病には慢性と急性があり、それぞれに骨髄性とリンパ性の2種類があります。
今回はそれぞれの白血病の違いと、生存率についてご説明します。
・ 慢性骨髄性白血病について
白血球は骨髄の中の造血幹細胞から作られます。
造血幹細胞は最初に骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化するのですが、慢性骨髄性白血病はこの骨髄系幹細胞に異常が生じて癌化するする病気です。
このタイプのがん化した細胞、白血病細胞は未熟な状態で抹消血液中に出てくるのですが、その後も分化・成熟する力を持っています
そのため、抹消血液中では各成熟段階の白血球が検出されます。
慢性骨髄性白血病の病期は、慢性期、移行期、急性転化があり、急性転化期には急性骨髄性白血病の様な状態になります。
この病気は白血病患者さんの約20パーセント程度で、若い方にも発症する事はあるのですが、中年期以降でより多く発症します。
慢性リンパ性白血病と異なり、人種による発症率に差はありません。

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・ 慢性リンパ性白血病
慢性リンパ性白血病は「慢性骨髄性白血病について」でご説明した、リンパ系幹細胞に異常が生じて癌化する病期です。
日本人の白血病患者さんの2から3パーセントがこのタイプの白血病で、割合としては白血病の中では一番低くなります。
欧米では日本人の10倍くらいの発症率と言われるので、この病気の発症には人種間差があると考えられます。
また、この病気は若い方が発症する事はほとんどなく、高齢者に多く発症するのが特徴です。
慢性リンパ性白血病はいくつかのタイプに分けられるのですが、病気が非常にゆっくりと進行して行く事が多く、初期では症状もなく、治療は病気がある程度すすんでから開始される事もあります。
・ それぞれの生存率
慢性骨髄性白血病は以前は治療成績は良くなかったのですが、イマチニブ(チロシンキナーゼ阻害薬)が使われる様になり、慢性期では8年生存率は85パーセントととてもよい治療成績が見られるようになりました。
しかし、移行期では、4年生存率は45パーセント、急性転化すると1年生存率は22パーセントと低くなります。
急性転化期の治療は造血幹細胞移植が勧められます。
慢性リンパ性白血病は病気がゆっくりすすむタイプと、急にすすむタイプに分けられます。
どの病期で病気にかかっていたのが変わるかによっても生存率は異なりますが、治療をしない場合5年生存率は60から80パーセント程度、10年生存率は20から30パーセント程度、20年生存率は10パーセント程度です。
しかし、薬が効かない状態では平均余命は2年程度です。

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