慢性リンパ性白血病 急性転化

慢性リンパ性白血病は急性転化するのでしょうか?

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白血病には急性と慢性があり、それぞれに骨髄性とリンパ性があります。
慢性骨髄性白血病では急性転化し、命の危機に関わる重大な状態です。
では、慢性リンパ性白血病は急性転化する事はあるのでしょうか。
今回は、慢性リンパ性白血病について、急性転化について、そして、慢性リンパ性白血病と急性転化についてご説明します。
・ 慢性リンパ性白血病とは
慢性リンパ性白血病は白血病の一種で、白血球の一種のリンパ球が癌化した病気です。
リンパ球にはT細胞とB細胞の2種類があるのですが、慢性リンパ性白血病になるのはほとんどがB細胞です。
癌化したリンパ球はリンパ節や骨髄、脾臓、抹消血の中等でとてもゆっくりと増殖して行きます。
肝臓や脾臓等に浸潤したリンパ球は臓器の中で増殖する為、これらの臓器が腫れて行きます。
骨髄の中で増殖したリンパ球は他の白血病と同じ様に、骨髄の中を埋め尽くして行くため、ほかの正常な血球(リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板)が充分に作られなくなります。
この病気は小児には非常に少なく、中年、特に60歳以降での発症が75パーセント程度と多いです。
日本では1年で10万人に1から3人程度とあまり多くありません。

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しかし、発症率は人種によって異なり、欧米人では日本人より約10倍の人が発症します。
慢性リンパ性白血病は進行が早いグループとゆっくりのグループに分けられます。
進行がゆっくりのグループの場合、治療をしなくても長期生存できる患者さんも少なくありません。
特に、初期では自覚症状が出にくい事が多いので、自分では気づかずに健康診断等で発見される事も多いです。
早期に発見されても、状態によってはすぐに治療が開始されず、治療が必要になるまで治療は行わずに検査を行いながら様子を見る事もあります。
通常の治療方法は、外来で通院しながら行われますが、この病気に対する有効な抗がん剤はまだありません。
・ 急性転化とは
急性転化とは慢性骨髄性白血病が急性へと変化した状態の事です。
慢性骨髄性白血病のステーッジは「慢性期」、「移行期」、「急性転化期」に分けられます。
つまり、急性転化とは今まで薬などでコントロールできていた慢性期が移行期を経て最後のステージ「急性転化期」に移行した状態です。
この状態になると今まで使っていた薬が効かなくなり、症状をコントロールできなくなります。
・ 慢性リンパ性白血病と急性転化
慢性リンパ性白血病は急性転化をしません。
急性転化するのは慢性骨髄性白血病になります。
また、急性リンパ性白血病が慢性リンパ性白血病に変化する事もありません。

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